再生可能電源、特に太陽光発電の大量導入に伴い、電力システム、ひいてはエネルギーシステム全体に大きな変革の波が押し寄せている。本年10月には九州電力管内において太陽光発電の出力抑制もはじまった。
一方で、高瀬らが考案した「電気代そのまま払い」は省エネ、新エネ技術の高度普及のためのファイナンスの仕組みであるが、今やネット上でも数百万のヒットがあるなど大きな話題となっており、更に多くの自治体、事業者からも期待が寄せられている。
そこで、本ワークショップでは、「電気代そのまま払い」の発展と社会実装により、省エネルギー、CO2排出量の低減を進めると共に、再生可能電源大量導入時代の電力系統の安定化に資する方策を検討する。また、今回は公共交通分野の専門家もお招きし、エネルギーとモビリティの共進化により、両分野の問題を解決する新たな方策を提言する。
- 日時:2018年12月20日(木) 13:00 ~16:45
- 会場:学士会館 202号室
- 主催:東京大学 COI(Center of Innovation)サテライト
- 共催:国立研究開発法人 科学技術振興機構 低炭素社会戦略センター(JST/LCS)
- 定員:100名
- 参加費:無料
開催概要はこちらです。
プログラム
13:00-13:05
開会挨拶
石原 晋也 (九州大学 持続的共進化地域創成拠点 プロジェクトリーダー)
13:05-13:10
趣旨説明
松橋 隆治 (COI-S 研究リーダー/東京大学工学系研究科教授)
第一部:
13:10-13:45
節電払い/電気代そのまま払いのこれまでとこれから
高瀬 香絵(東京大学工学系研究科 客員研究員)
13:45:14:20
エネルギー連携型モビリティシステムによる持続可能な都市の実現に向けて
―大都市郊外の移動手段としての小型 EV 活用の未来―
有吉 亮(横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院 特任准教授)
14:20-14:55
電力システムのイノベーションと電気代そのまま払いの相乗作用
松橋 隆治 (COI-S 研究リーダー/東京大学工学系研究科教授)
休憩(14:55~15:15)
第二部:パネル討論
15:15-16:45
パネルセッション・議論(75分)
パネリスト:
環境省 地球環境局 地球温暖化対策課 地球温暖化対策事業室 棧敷 俊信
株式会社ケーズホールディングス CSR部 髙橋 修
みやまパワーHD 株式会社 東京支店長 滝澤 隆志
株式会社日本総合研究所 リサーチ・コンサルティング部門 段野 孝一郎
一般社団法人集落自立化支援センター 仲埜 公平
16:45
閉会挨拶
松橋隆治