掲載日:2018/11/11

[終了]2018年12月20日(木)COIワークショップ
再生可能電源大量導入に伴う
エネルギーシステムのイノベーションと
電気代そのまま払いの新たな展開

再生可能電源、特に太陽光発電の大量導入に伴い、電力システム、ひいてはエネルギーシステム全体に大きな変革の波が押し寄せている。本年10月には九州電力管内において太陽光発電の出力抑制もはじまった。
一方で、高瀬らが考案した「電気代そのまま払い」は省エネ、新エネ技術の高度普及のためのファイナンスの仕組みであるが、今やネット上でも数百万のヒットがあるなど大きな話題となっており、更に多くの自治体、事業者からも期待が寄せられている。
そこで、本ワークショップでは、「電気代そのまま払い」の発展と社会実装により、省エネルギー、CO2排出量の低減を進めると共に、再生可能電源大量導入時代の電力系統の安定化に資する方策を検討する。また、今回は公共交通分野の専門家もお招きし、エネルギーとモビリティの共進化により、両分野の問題を解決する新たな方策を提言する。

  • 日時:2018年12月20日(木)  13:00 ~16:45
  • 会場:学士会館 202号室
  • 主催:東京大学 COI(Center of Innovation)サテライト
  • 共催:国立研究開発法人 科学技術振興機構 低炭素社会戦略センター(JST/LCS)
  • 定員:100名
  • 参加費:無料

開催概要はこちらです。

プログラム

13:00-13:05
開会挨拶
石原 晋也 (九州大学 持続的共進化地域創成拠点 プロジェクトリーダー)

13:05-13:10
趣旨説明
松橋 隆治 (COI-S 研究リーダー/東京大学工学系研究科教授)

第一部:

13:10-13:45
節電払い/電気代そのまま払いのこれまでとこれから
高瀬 香絵(東京大学工学系研究科 客員研究員)

13:45:14:20
エネルギー連携型モビリティシステムによる持続可能な都市の実現に向けて
―大都市郊外の移動手段としての小型 EV 活用の未来―

有吉 亮(横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院 特任准教授)

14:20-14:55
電力システムのイノベーションと電気代そのまま払いの相乗作用
松橋 隆治 (COI-S 研究リーダー/東京大学工学系研究科教授)

休憩(14:55~15:15)

第二部:パネル討論

15:15-16:45
パネルセッション・議論(75分)

パネリスト:
環境省 地球環境局 地球温暖化対策課 地球温暖化対策事業室 棧敷 俊信
株式会社ケーズホールディングス CSR部 髙橋 修
みやまパワーHD 株式会社 東京支店長 滝澤 隆志
株式会社日本総合研究所 リサーチ・コンサルティング部門 段野 孝一郎
一般社団法人集落自立化支援センター 仲埜 公平

16:45
閉会挨拶
松橋隆治

掲載日:2017/12/27

2017年12月21日(木)COIワークショップ 開催報告

2年12月21日(木)に開催したCOIワークショップ「再生可能エネルギー大量導入時の電力システムのイノベーション」は盛況のうちに終了いたしました。
ご来場の皆さま、誠に有り難うございました。

当日の講演資料は、こちらのページからダウンロードいただけます。

掲載日:2017/11/08

[終了]12月21日(木)COIワークショップ
再生可能エネルギー大量導入時の電力システムのイノベーション

再生可能エネルギーが大量導入した際には、電力系統の運用・制御について、これまでとは異なる技術や観点が必要である。また、電力市場が今後自由化し、小売の全面自由化、発送分離が行われることから、周波数制御などのアンシラリー・サービスについても注目が集まっており、これらの制度設計も重要である。さらにICTの進展により、Virtual Power Plant(以下VPPとする)を再生可能電源の変動吸収に利用することなども期待されている。

本ワークショップでは、自由化市場のもと、再生可能エネルギーが大量に導入した場合の電力系統運用について、特にインバランスの解消・調整,周波数制御,VPPの可能性と課題に焦点を当て、必要となる技術革新や制度設計の方向性について、実務者・研究者・政府関係者を招聘し、講演・議論を行い、最先端の知見を共有する。

  • 日時:2017年12月21日(木)  13:00 ~16:30
  • 会場:学士会館 202号室
  • 主催:東京大学COI(Center of Innovation)
  • 共催:国立研究開発法人 科学技術振興機構 低炭素社会戦略センター(JST/LCS)
  • 定員:100名
  • 参加費:無料

開催概要はこちらです。

*2017/12/01 プログラムの一部を修正しました。(白岩様ご講演部分)

プログラム

13:00-13:05
開会挨拶
石原 晋也 (九州大学共進化社会システム創成拠点(CESS)プロジェクトリーダー)

13:05-13:10
趣旨説明
松橋 隆治 (COI-S 研究リーダー/科学技術振興機構低炭素社会戦略センター(LCS)研究統括/東京大学工学系研究科教授)

13:10-13:50
春日ブルーエナジーの挑戦と課題
原田達朗 (九州大学 炭素資源国際教育研究センター 教授)

13:50-14:30
自治体出資新電力会社の現状と今後の展開
白岩 紀人(みやまパワーHD株式会社取締役副社長 電力事業部、
サービス事業部担当)

休憩(14:30~14:45)

14:45-15:25
EVを用いた協働・共有型モビリティシステムと周波数制御の連携可能性
に関する実証実験
有吉 亮(横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院 特任准教授)

15:25-16:05
再生可能エネルギー大量導入と電力システムに求められるイノベーション
松橋隆治 (東京大学工学系研究科 教授)

16:05-16:30
議論

16:30
閉会挨拶
松橋隆治

掲載日:2016/10/04

2016年9月26日(月)開催のCOIワークショップ 開催報告

2016年9月26日(月)に開催したCOIワークショップ「パリ協定を踏まえた再生可能エネルギー大量導入と電力システムのイノベーション」は、盛況のうちに終了いたしました。
ご来場の皆さま、誠に有り難うございました。

当日の模様は共進化社会システム創成拠点サイト内のこちらのページでご覧いただけます。

講演資料はこちらのページからダウンロードいただけます。

掲載日:2016/08/24

[終了]9月26日(月)COIワークショップ
パリ協定を踏まえた再生可能エネルギー大量導入と電力システムのイノベーション

パリ協定において、日本を含む世界各国が温室効果ガスの削減目標を提出した。日本においては、さらに閣議決定された地球温暖化対策計画において、2030年のみならず、2050年における温室効果ガスの削減目標が示された。これらの削減目標から、電力システムには抜本的なイノベーションが求められている。一方、太陽光発電などの再生可能エネルギーのコストが急激に低下しており、世界各国で、電源構成における割合が急増している。日本においても再生可能エネルギーが大量導入した際には、電力系統の運用・制御について、これまでとは異なる技術や観点が必要である。また、電力市場が今後自由化し、小売の全面自由化、発送分離が行われることから、アンシラリー・サービスの制度設計も急務である。さらに、燃料電池車における水素利用を始め、再生可能エネルギーが大量に導入した際には出力抑制ではなく、水素として貯蔵するという方策もあり得る。
本ワークショップでは、自由化市場のもと、再生可能エネルギーが大量に導入した場合の電力系統運用・制御について、必要となる技術や経済的負担配分の方法について、実務者・研究者等を招聘し、講演・議論を行う。また、水素の製造・貯蔵・利用についても、最先端の知見を共有する。

  • 日時:2016年9月26日(月) 13:00~16:30
  • 会場:学士会館 202号室
  • 主催:東京大学COI(Center of Innovation)
  • 共催:国立研究開発法人 科学技術振興機構 低炭素社会戦略センター(JST/LCS)
  • 定員:100名
  • 参加費:無料

開催概要はこちらです

プログラム(案)

13:00-13:05
開会ご挨拶
是久 洋一 (九州大学 共進化社会システム創成拠点(CESS) プロジェクトリーダー)

13:05-13:10
趣旨説明
松橋 隆治 (COI-S 研究リーダー/科学技術振興機構低炭素社会戦略センター(LCS)研究統括/東京大学工学系研究科教授)

第1部:再エネ大量導入時の電力系統安定化技術とアンシラリーサービス

13:10-13:30
再生可能電源導入とクラスター構想-九州地域での事業展開-
原田達朗 (九州大学 炭素資源国際教育研究センター 教授)

13:30-13:45
米国におけるアンシラリーサービスの現状調査と日本における可能性
高瀬 香絵 (東京大学工学系研究科 客員研究員/LCS 特任研究員)

13:45-14:00
地域エネルギー事業者としての再生可能関連事業の評価
吉岡 剛 (東京大学工学系研究科 客員研究員/LCS 特任研究員)

議論(15分)
休憩(14:15~14:30)

第2部:貯蔵技術としての水素の可能性

14:30-14:50
再エネ大量導入における水素の役割と課題
土肥 英幸(九州大学 水素エネルギー国際研究センター 教授)

14:50-15:10
持続可能な低炭素社会に向けた水素のポテンシャル
世界はPower to Gas からPower To Xへ

広瀬 雄彦(九州大学カーボンニュートラル国際研究所 招聘教授/HyGrid研究会)

15:10-15:30
九州地区における再生可能電源と水素利用事業のシステム評価
松橋 隆治

15:30-16:25
議論:パネルセッション・議論(55分)