掲載日:2024/01/24

エネルギー総合学基礎論 2024年度開講のご案内

松橋教授が機構長をつとめるエネルギー総合学連携研究機構では、全学部共通授業科目「エネルギー総合学基礎論」を2024年度にも開講いたします。

本授業は2024年度より開設される学部横断型教育プログラム「エネルギー総合学教育プログラム」の必修科目です。

文系・理系を問わず、学部・大学院の別を問わず。
エネルギー問題に興味がある学生さん達の受講をお待ちしています。

エネルギー総合学基礎論チラシのPDF版はこちら
エネルギー総合学教育プログラムについての詳細はエネルギー総合学連携研究機構のサイト

掲載日:2023/03/20

エネルギー総合学基礎論 開講のご案内

教授の松橋が機構長をつとめるエネルギー総合学連携研究機構では、全学部共通授業科目「エネルギー総合学基礎論」を2023年度より新規に開講することになりました。
文系・理系を問わず、学部・大学院の別を問わず。
エネルギー問題に興味がある学生さん達の受講をお待ちしています。

FoundationsofComprehensiveEnergySciences2023
2023年度エネルギー総合学基礎論(PDFファイル 633KB)

<2023年度 エネルギー総合学基礎論について>
開講科目名:エネルギー総合学基礎論
電気電子工学科専門科目・全学部共通授業科目
開講区分:S1S2
曜日時限:木曜5限
教室:工2号館 242号講義室
時間割コード:FEN-EE4506L1

エネルギーは私たちの生活に不可欠な社会インフラのひとつですが、近年、カーボンニュートラル社会の実現、ロシアによるウクライナ侵攻その他の地政学リスク、資源価格高騰など、社会の諸課題とも折り合いつつ「S+3E」を達成するという非常に難しい舵取りが迫られています。

「エネルギー総合学基礎論」は、エネルギー問題の解決に必要な知識・スキルを養うための第一歩として、文系・理系の枠を越えて基礎的事項を幅広く学ぶことを目的とする、オムニバス形式の講義です。
学内外から専門家を集め
・化石燃料、原子力といった従来型のエネルギー
・再生可能エネルギー、蓄電池、水素、二酸化炭素の森林吸収
・関連する法制度、経済、哲学倫理、標準化
・技術的側面、環境問題その他の社会情勢の双方を踏まえたエネルギーミックスなど、文系・理系の枠を越えエネルギーや関連する問題について幅広い分野の基礎を学びます。

全学の学生に向けて平易な講義を行いますので、「エネルギー問題には関心があるけれど、技術的な話は難しそう」と感じている文系のみなさんにもお勧めです。
既にエネルギー問題を取り扱う学部・専攻科に在籍しているみなさんは、専門外の切り口から見たエネルギー問題の基礎を学ぶことでより広い視野を養うことができます。

【2023年 講義内容】
松橋 隆治 「エネルギーシステムの諸課題とエネルギー総合学」
杉山 弘和 「化学プロセスから見たエネルギー」
鹿園 直毅 「熱需要と熱利用技術」
岡本 孝司 「なぜ、原子力エネルギーなのか」
亀山 康子 「気候変動とエネルギー」
古荘 真敬 「エネルギーと技術の哲学序説」
芳川 恒志 「エネルギーの国際的展開と日本のエネルギー政策 ~推移、現状と展望~」
大橋 弘 「電力システムの経済学」
藤井 康正 「エネルギーシステムの評価」
石原 孟 「風力エネルギーの開発と利用」
江崎 浩 「GXとデジタル (DX) ~ 2050 年カーボンニュートラル社会の実現に向けて~」
大野 香代 「エネルギー・環境問題解決のための標準化活用」
松橋 隆治 「エネルギー・環境問題解決のためのイノベーションと未来社会」

掲載日:2020/12/01

[終了]
東京大学COI-サテライト ワークショップ
エネルギーシステムにおけるイノベーション
-世界的な潮流である脱炭素化と電力、水素の展望

菅総理の所信表明演説により表明された2050年までの脱炭素社会の実現については、既に77か国が宣言しており、脱炭素社会に向けた世界的なモメンタムは高まっている。一方、日本では、再生可能電源、特に太陽光発電の大量導入に伴い、電力システム、ひいてはエネルギーシステム全体に大きな変革の波が押し寄せている。既に九州電力管内をはじめとして太陽光発電の出力抑制も行われている。エネルギーシステムの低炭素化と脱炭素化は本質的に異なるものであり、脱炭素化を可能とする技術、経済面の障壁は極めて高く、これを実現するには人類の英知を結集する必要がある。
本ワークショップでは、エネルギーシステムにおけるいくつかの有望なイノベーションを展望すると共に、再生可能電源大量導入時代の電力系統の安定化に資する方策を検討する。

  • 日時:2020年12月22日(火)  13:00 ~16:00
  • 会場:オンライン(Zoomウェビナー)
  • 主催:東京大学 COI(Center of Innovation)サテライト
  • 共催:国立研究開発法人 科学技術振興機構 低炭素社会戦略センター(JST/LCS)
  • 定員:100名
  • 参加費:無料

開催概要はこちらです。

プログラム

13:00-13:05
開会挨拶
中村 祐一 (九州大学 持続的共進化地域創成拠点 プロジェクトリーダー)

13:05-13:10
趣旨説明
松橋 隆治 (COI-S 研究リーダー/東京大学大学院工学系研究科教授)

13:10-13:40
水素インフラ配置評価シミュレータの開発
立川 雄也 (九州大学大学院工学研究院機械工学部門 助教)

13:45:14:15
電力小売り事業、電気代そのまま払い、インバランス補償の統合に向けて
榎原 友樹(株式会社E-konzal 代表取締役)

14:20-14:50
脱炭素社会における水素の役割と想定される水素事業モデル
越智 崇充 (デロイト トーマツ コンサルティング合同会社パブリックセクター)

休憩(14:55~15:00)

15:00-15:30
脱炭素社会の実現可能性とそのための技術・制度革新について
松橋 隆治 (COI-S 研究リーダー/東京大学大学院工学系研究科教授)

15:35-16:00
まとめと討論
松橋 隆治 (COI-S 研究リーダー/東京大学大学院工学系研究科 教授)

16:00
閉会挨拶
松橋隆治