掲載日:2015/09/03

[終了]9月16日(水)ワークショップを開催します
「再生可能エネルギー大量導入時の電力系統のあり方と水素の役割」

松橋教授が研究リーダーをつとめる東大EMSサテライトでは、以下のとおりワークショップを開催いたします。

「再生可能エネルギー大量導入時の電力系統のあり方と水素の役割」

  • 日 時:2015年9月16日(水)  13:00 ~16:00
  • 会 場:学士会館 202号室
  • 主 催:東京大学COI(Center of Innovation)
  • 共 催:国立研究開発法人 科学技術振興機構 低炭素社会戦略センター(JST/LCS)
  • 定 員:100名
  • 参加費:無料>

参加希望の方はこちらの開催案内(PDFファイル:221 kB)に沿ってお申込みください。
(受付締切:2015年9月10日(木)17:00)

【ワークショップ概要】

再生可能エネルギーが大量導入した際には、電力系統の運用・制御について、これまでとは異なる技術や観点が必要である。また、電力市場が今後自由化し、小売の全面自由化、発送分離が行われることから、こういったアンシラリー・サービスについてはだれがどの程度負担するか、という枠組みの構築も必要である。さらに、燃料電池車における水素利用を始め、再生可能エネルギーが大量に導入した際には出力抑制ではなく、水素として貯蔵するという方策もあり得る。
本ワークショップでは、自由化市場のもと、再生可能エネルギーが大量に導入した場合の電力系統運用・制御について、必要となる技術や経済的負担配分の方法について、実務者・研究者・政府関係者を招聘し、講演・議論を行う。また、水素の製造・貯蔵・利用についても、最先端の知見を共有する。

【プログラム(案)】

13:00-13:05 開会ご挨拶
   是久 洋一 様 (九州大学共進化社会システム創成拠点(CESS)
     プロジェクトリーダー)
13:05-13:10 趣旨説明
   松橋 隆治 (COI-S 研究リーダー/
     科学技術振興機構低炭素社会戦略センター(LCS)研究統括/
     東京大学工学系研究科教授)

第1部:再エネ大量導入時の電力系統安定化技術とアンシラリーサービス
13:10-13:30 九州地域における再生可能電源導入と
       電力供給・需要側からみた総合的な対策
   原田達朗 様 (九州大学 炭素資源国際教育研究センター 教授)
13:30-13:50 欧米における自由化市場での再エネ促進方策
   矢島 正之 様 (電力中央研究所 研究アドバイザー)
13:50-14:05 アンシラリーサービスによる価値創成と
       費用負担に関する米国の調査結果
   高瀬 香絵 (東京大学工学系研究科 客員研究員/LCS 特任研究員)
14:05-14:20 地域エネルギー事業者としての費用負担への意見
   吉岡 剛 (東京大学工学系研究科 客員研究員/LCS 特任研究員)
議論(15分)

第2部:貯蔵技術としての水素の可能性
14:40-15:00 再エネ大量導入における水素の役割と課題
   土肥 英幸 様 (九州大学 水素エネルギー国際研究センター 教授)
15:00-15:15 再エネから水素を作る技術のコスト展望
   三森 輝夫 (LCS 上席研究員)
15:15-15:30 九州地区における再生可能電源と水素利用事業の分析枠組み
   松橋 隆治
15:30-15:45 議論:パネルセッション・議論(15分)